 星屑の街
「いらっしゃいませ。フリースクールでございます。」
『ふわふわと!』
ふわふわ、ふわふわ飛んでいます。
野をこえ、丘をこえ飛んでいます。
野原も、森も静かに眠っています。
さわやかないい気持ちです。
川をのぞいてみましょう!
お魚さんがたくさん泳いでいます。
ゆっくり、ゆっくり泳いでいます。
森もゆっくりお昼ね。
川の枕が気持ち良さそう!
森がどんどん広がって
深い、深い広い森のなかです。
お空を妖精さんがお散歩。
森がとっても小さく見えます。
大きな森に、大きな川。
蔦の葉っぱに腰掛けて
金色の髪に、のテイアラを付けて
葉陰に妖精さんがちょこんと座っています。
葉っぱのドレスがとっても素敵です。
のびやかないい気持ちです。
高い森の上
飛んでくさきは
深いもりの中
なにか怖そう
やっぱり
やめようかな!
どうしよう?
妖精さんが困ってる。
お城の魔物に決闘で勝ったんだってね。ぼくくん。
でも、このカードが分らないとお城の鍵穴はみつからないよ。
もし、いい間違えたら、ほらこの鎌のカードに魂を奪われるんだ。
いまなら、やめて引き返すこともできるよ。
チャンスは一回だけ。
ぼくくん、どうする?
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このカードがわkァるかな?
[あててごらん!]
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いいよ!簡単さ!
いつも、母さんが言ってた。
勇気が一番大切よってね!
だから、鍵穴を見つけるんだ。
母さんがいつも天から見守っていてくれる。
ぼくは一人じゃないんだ。
そうかい、そうかい。
魔物に魂を食べられたいんだ。
いい心がけだね?
うれしいよ。
それじゃ、答える前にリンゴでもお食べ。
いらないよ。
スペードのキングさ!
アレヤー!ほざいたな。餓鬼。
もと来た道にもどれると思うなよ。
魔物たちは遠い宇宙の果てに飛んでいってしまいました。
『あれれ!どっちかな?』
お城めぐりはたのしいね。
とっても深い森です。
とっても静かな森です。
どこからともなく美しい音楽が流れてきました。
とってもさわやかないい気持ちです。
ほんとうにやさしい、いい気持ちです。
★ゆったりとのびやかにお過ごし下さい!
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